10kg太って、8kgのダイエットに成功した経験

20代前半の頃、米国に1年間留学している間に体重は約10kg太ってしまった。
それを帰国後の1年間で8kgの減量に成功した。
食事と運動、その2つに尽きる。
まだ20代前半で代謝も良かったラッキーもあると思う。

↑増量時の写真。イグアスの滝。写真では分かりにくいけど、胸とか肩とかムチムチしてた。

増量時の生活

朝昼夕とカフェテリアで食べ放題。
毎日、推定3,000kcalくらいは摂取していた。
宅配ピザを取った日は4,000kcalいっていたかもしれない。

毎食、ピザやパスタの炭水化物をお腹一杯に詰め込んで、
その隙間でドレッシングたっぷりの生野菜(人参やブロッコリー)をポリポリ食べながら、
Gatoradeやコーラを胃に流し込む。
野菜だけはしっかり食べるものだから、現地のアメリカ人は兎だと笑われていた。

3日に1度はジムで筋トレして、胸や太ももの筋力がはち切れるくらいまで限界突破を繰り返していた。
ランニングや水泳などの有酸素運動はなし。

たまに同級生と宅配ピザを取ったり、外出してタコベルなんて言った日には、
日本にいる時の2倍くらいのジャンクフードを、それこそコーラで胃に流し込んでいた。

体重計を計ることはほとんどなくて、気付けば体重は68から78kgになっていた。
同級生は100kg超の奴らも何人もいただろう。
英語を習得した一心で現地にいるアメリカの若者と同じ生活をしていたら、
気付けば一緒に体重も増えていた。
しっかり筋トレして、食べたい物を食べたい分だけ咀嚼してジュースで流し込む。
胸板を大きくして、堂々と胸を張って歩く、話す。
たまに、レスリングみたいに体をぶつけあってじゃれあう。
時には夜のパーティーでビアポンした後に二の腕の筋肉を自慢したり、
悪酔いで喧嘩になった奴らを皆んなで筋力で押さえ込む。
体格と筋力がものを言うアメリカ中部の片田舎のカレッジ生活。とても楽しかった。
(もちろん、夜な夜な勉強もして、テストは概ねA評価とって、いつもは偉そうに接してくるアメリカ人の同級生にテスト前に教えてあげたりしてた。懐かしいなぁ。日本の大学の学費で交換留学できたとはいえ、+αの費用も沢山かかったし、出してくれた親に感謝です。)

帰国後のダイエット

まずダイエットしようと思った動機は、身体が重いから。
あとは、服がぴちぴちで着れないものが出てきたから。

やった事はここでも食事と運動。

食事はアメリカ時代の食生活を完全に止めて、いわゆる日本食にできるだけ戻した。
振り返るとカフェテリアでなくなって、自炊+和食ファーストフードになったことが大きかった。
自炊では、主に炭水化物の量をコントロールしたことが効果があった。
極端に減らし過ぎず、でも腹いっぱいは食べない。
多分、米飯160gくらいにして、空腹感はタンパク質と野菜、そして無糖の炭酸水!
この生活を3週間くらい続けていたら、自然と胃が縮んだ気がしてそんなに欲しなくなった。
慣れるまでは極度の空腹感、イライラ、集中力の低下があったが、軽い運動したりガムを噛んで紛らわした。

そうやって最初の3週間を乗り切ると、みるみると体重は減っていった。
着れなかった服が何とか入るようになり、そして次はぴったりサイズになり、目に見えて効果が分かり面白かった。

ダイエット用の運動

運動はパワー系の筋トレをほぼ全面的に止めて、有酸素系運動9割:筋トレ1割に変えた。
ただ、古傷の膝痛を再発してはいけないと思い、最初はストレッチやウォーキングを重点的にやった。
その後2週間くらいしてから、長時間のランニングを続けるようにした。
1回1時間以上を週に2~3回。
なによりキツかったのは運動ではなく、時間の捻出とやる気の維持。
もちろん、持続運動やランニングを長時間続ける時、15分、30分、60分とそれぞれに身体の限界を感じる壁はあった。
でも、それは逆に楽しくて、何度か挑戦して乗り越えた後の達成感が気持ち良いくらいだった。

でも、時間の捻出とやる気の維持はとてもヘビー。
時間は深夜だとどうしてもサボったり、後はアドレナリン分泌出過ぎて夜眠れなくなる。
だから、最終的には早朝起きてランニングすることが一番長続きの秘訣だった。
近くの公園や海岸沿いで、好きな音楽を聴きながらやると時間も呼吸苦も忘れて没頭できた。
休日には、片道、都内で行けるとこまで走って、Suica1枚持っておけば帰りは電車バスで最寄り駅まで帰ってくるなんてこともやっていた。

そうやって、汗をしっかりかくような有酸素運動を1時間以上、それを週2~3回以上。
都度、水分とミネラルはしっかり取って。
運動の利点は、当日だけでなく翌日以降数日も代謝アップが持続すること。

それと食事を合わせると体重はみるみる落ちていった。

「鉄は熱いうちに打て」の恩恵

こんなにも短期間で体重が減ったのは、もちろん①摂取カロリー+②消費カロリーのサイクルを大きく変えたこともあるだろう。
でもそこに、年齢による幸運はきっとあって、②消費カロリーを爆発的に増やせたのは若いからこそだったと思う。
1歳でも10歳でも、少しでも若い方が痩せやすいという体感がいつもあり、始めるのは1日でも早い方が良いことをお勧めしてる。

注意「運動したから大丈夫」

特にパワー系の筋トレ後にありがちなのがコレ。
「俺(私)は、運動したんだから、いつもより多めに食べてもイイでしょ。」
「汗を少しかいたから、清涼飲料水でしっかり塩分とか補わなきゃ」
一理あるだろうし、制限し過ぎて脱水とか体調不良おこしちゃ元も子もないけれど、
そこはやっぱり『程度問題』。

少し計算してみると、摂取カロリーを運動で消費しようとする事の大変さがすぐ分かる。
そこはグッとこらえて、先々の大きなゴール(体重減少、達成感)を遠い目で見ながら・・・
私は無糖の炭酸水をグッと飲み、作り置きしたサラダチキンや温野菜で舌と胃を騙し騙ししのいでた。
な~んて言うのは簡単だけど、今もう一度やれと言われたら、なかなか気持ちが長続きしないかもな~・・・

増量のポイント

①大量のカロリー摂取。特に脂質、ジュースは速効性あり!なによりの秘訣は、米国風ファーストフード!

②運動は多少する。その方が食欲がブーストされるし、沢山食べれる。筋肉付けると自信も気力も備わって、更に食べれちゃう。

減量のポイント

摂取カロリーを圧倒的に上回る消費カロリー。そのために①食事と②運動、それを支える少しの③やる気

  ①食事:日本食がお勧め。程よい糖質制限と、満腹感をキープする自分なりの工夫。

  ②運動:1時間以上の有酸素運動を定期的に。非運動日も燃えた筋肉が燃焼してくれる。

  ③少しのやる気:具体的なゴールを頭に描いて。

(※若い時は上記で何とかなる可能性は高い。

 運動に慣れてなかったり・できなかったり、年配の方とかは適宜、お薬の力を借りるのも現実的だと僕は思う。)

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